ABeam Consulting Ltd.

[プレスリリース]


2007年10月3日
アビームコンサルティング株式会社

アビームコンサルティング
『脱「日本版PFI」のススメ―リスク移転で解き明かすPFIの真の姿―』を刊行
~PFIの世界標準を分かりやすく解説~

アビームコンサルティング株式会社の著書『脱「日本版PFI」のススメ―リスク移転で解き明かすPFIの真の姿―』が、日刊建設工業新聞社より、9月20日に刊行されましたので、お知らせいたします。
1999年にPFI法(民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律)が施行されて以来、2007年8月15日時点で284件ものPFI *事業が日本でも取り組まれています。 しかしながら、日本ではまだPFI方式への真の理解が得られているとはいえず、そのメリットが発揮されていないと、著者であるアビームコンサルティング 社会基盤サービス統括事業部 ディレクター 熊谷弘志は本著の中で指摘しています。
世界標準のPFI手法としては、発注する段階でサービスの品質を評価するモニタリング手法を設定し、契約通りのサービスの質が維持できない場合には、 そのモニタリング結果に基づき事業者への支払いを減額するという仕組が出来つつあります。地方自治体などの公共側は、これまで負っていたリスクを、 減額というペナルティを課して、より上手く管理できる民間に移転し、一方、民間側は、ノウハウや業務改善(BPR)の考え方を生かして公共施設などをより有効に活用・運営することで、 確実な利益を生み出しています。しかし、日本でのPFI事業では、そのような考え方はいまだ導入されておらず、 施設設備費をそのまま割賦払いしているケースが多く見受けられます。そこには、キャッシュフローを回すために割賦払い方式を採用したい自治体の思惑と、 事業者や金融機関のリスクフリーの公共事業受注への要望がかみ合った形で民間資金が使用されており、結果的に税金の無駄遣いに陥っている可能性が高いと考えられます。
自治体のPFI事業担当者は、公債という安価な資金調達方法があるのになぜ資金調達コストが高い民間資金を使うのか、 そしてその民間資金を使うことでどのようなメリットを生み出すことができるのか、という根本的な意義を充分に理解した上で、 コスト削減とサービス向上を同時に実現していくように民間資金を用いることが必要です。
本書は、PFIの先進国である英国でもPFI事業を手がけてきた著者が、 日本においても「客観的なサービス品質評価の仕組を利用したリスク移転」を実現するWin-Winの官民パートナーシップを構築し、 PFI事業のVFM(バリュー・フォー・マネー)を最大化すべきであると考え、執筆に至ったものです。 英国や日本での事例も交えており、PFIに関る自治体の方、民間事業会社の方、地域金融機関の方など、幅広い層に読んでいただきたい一冊です。
著者コメント
英国・欧州をはじめ、アジア諸国でもPFI/PPP が推進されており、中でも、英国のPFI情報はパブリックドメインとして世界標準になっています。 世界中で禁止されている割賦払方式をPFIと呼ぶのをやめて、本来のPFI手法のメリットを活かしてみませんか?
出版概要
書名 :脱「日本版PFI」のススメ―リスク移転で解き明かすPFIの真の姿―
著者 :アビームコンサルティング株式会社 熊谷 弘志
発行 :日刊建設工業新聞社
発売 :相模書房
体裁 :A5判 196ページ
価格 :1500円(税別)
発行日 :2007年9月20日
ISBNコード :978-4-7824-0705-9
主要目次
第1章 :PFI事業とは?
第2章 :理想的なPFI事業とはどのようなものか
第3章 :本来のPFI導入の目的と作業の役割分担
第4章 :公共、事業会社、金融機関の三位一体
第5章 :それぞれの構成メンバーの業務分担
第6章 :PFI契約の標準化
第7章 :サービス品質のモニタリングと品質変動リスク移転の仕組
第8章 :連動すべき要求水準・モニタリング・支払メカニズムの全体像
第9章 :モニタリング可能なサービス品質を記載した要求水準書とは
第10章 :サービス品質のモニタリングとは
第11章 :サービス業績に連動した支払メカニズムとは
第12章 :パフォーマンス要素表で要求水準、モニタリングシステム、支メカニズムを連動
第13章 :演習
添付資料 :サービスレベル仕様書事例
書影

*PFI : Project Finance Initiativeの略。英国での使われ方から判断すると「民間資金調達政策」という訳が適切であると思われる。 民間資金を使って公共施設を整備させることで、公共セクターは施設の所有者から、民間の施設提供サービスの購入者になる。 民間に施設を所有させることで、従来は公共セクターがとっていた不具合発生やサービスの品質低下に関するリスクを民間に移転することが出来るようになる。

本件に関するお問い合わせ先
アビームコンサルティング株式会社
マーケティング部 広報担当 秋元
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町1-10-1有楽町ビルヂング
電話:03-3501-8355 FAX:03-5548-7237